私は大手メーカーに勤務しており、大学時代には10社以上内定を頂いた実績があります。
今回は、エントリーシートの作成方法を私の体験談を交えながら、詳しく記載していきます。
記事を読み終わる頃には、エントリーシートの作成方法をマスターしているはずです。
エントリーシートの作成は、就活成功の第一歩となるので、必ず熟読してください。
早速解説していきます。
目次
1.企業研究を徹底する
(1)基本情報を集める
まず、志望企業の基本情報を集めることが第1歩となります。
企業のウェブサイト、採用ページ、IR情報等を確認し、企業の事業内容や経営理念、主要な製品について理解することが重要です。
(2)業界動向を調べる
次に、企業が属する業界全体の動向を調べます。
業界の成長性や、競合他社の状況等をおおまかに把握し、志望企業の業界の中での強みやポジションを把握します。
(3)企業が求めている人物像を把握する
企業がどのような人材を求めているのかを的確に把握しましょう。
これには、採用ページや採用担当者のインタビュー記事などが参考になります。
ただ、企業が求めている人物像と言っても、採用されている学生が全員同じ価値観を持っているはずがないので、確認するだけでOKです。
以下に具体例を記載します。
〇〇株式会社は、持続可能な社会の実現を目指し、環境に配慮した製品の開発を行っております。私自身大学時代に環境問題に関する研究とその知見を活かし、貴社のプロジェクトに貢献したいと考えております。
具体例を記載しましたが、あくまで例ですので、自分自身の強みを使って貢献したいという物語にすれば、問題ありません。
2.自己分析を行う
自己分析を行い、自分の長所、短所、価値観、興味を明確にします。
自己分析が足りないと、実際に企業に入社してから失敗する可能性が高いです。
自己分析は、就職活動において一番大切だと私は思います。
例えば、給料のためにならバリバリ働きたいと思い、営業成績が給料に反映される営業会社に入社したが、実際は頑張れず、年功序列の会社に転職ということはよくあります。これは自己分析が出来てなく、本当の自分は安定を求めていたことになります。
(1)過去の経験を振り返る
自分の過去の経験を幼少期から振り返り、価値観や成功体験、失敗体験を整理しましょう。
私は、ノートに書きだして、整理していました。
なぜと聞かれてしっかり答えられるようになるまで具体化していきましょう。
(2)強みと弱みを明確にする
過去の経験から、自分自身の強みと弱みを明確にしましょう。
強みに関して、人に自慢できるような強みがないと困っている方もたくさんいると思いますが、実際には強みがない人はいません。
エピソードの中身が弱くてもいいので、強みを発揮した経験を具体的に用意しましょう。
私も自己PRは居酒屋バイトでしたが、内定10社頂くことが出来ました。
内容の強さより、内容を具体的に面接官に伝えることが重要なのです。
企業も即戦力を期待するなら、中途の方を雇います。面接官に、一緒に働きたいなと思ってもらえると合格率がグッと高まります。
(3)価値観と将来の目標を設定する
自分自身の価値観や将来の目標を明確にしましょう。
これにより、企業にどのように貢献できるのか、納得感のあるエントリーシートを作成することが出来ます。
さらに、価値観がマッチしているので、入社した後も満足度の高い社会人ライフを過ごすことが出来ます。
自己分析の方法について、もっと詳しく知りたい方は、以下に詳しくご説明していますので、必ず読んでください。
3.具体的なエピソードを交える
(1)エピソードの選定
エントリーシートには、自己PRの記載はマストになってきます。
自分自身の強みやアピールポイントを裏付ける具体的なエピソードを選定しましょう。
エピソードの内容は、留学、起業、学生団体を立ち上げたなど強いエピソードである必要は全くありません。
アルバイト、学業、サークルの内容で充分ですので、具体的なエピソードを準備しましょう。
次の項で私の居酒屋アルバイトの例を記載していますので、参考にしてみてください。
(2)STAR法で構成する
エピソードを構成する際には、STAR法(Situation, Task, Action, Result)を用いましょう。
状況(Situation)、課題(Task)、自分の行動(Action)、結果(Result)の順に述べることで、分かりやすく具体的な内容になります。
もっと具体的にご説明します。
自己PR だとしたら、強み→どのような状況で発揮したか→課題→課題解決のために行った施策→どのくらいの期間で行ったか→結果の順番で記載しましょう。
例を以下に記載します。ぜひ参考にしてください。
私の強みは課題解決力だ。居酒屋アルバイトで〇月〇〇万円を売ることに〇月から挑戦し成功した経験で発揮した。リピート率が低いという課題があり、〇月リピート率〇%にすることを目標達成の課題とした。リピート率向上リーダーとして、他の飲食店に行った際にお客様目線で観察・分析し、3つの戦略を立案した。1つ目は〇〇。2つ目は〇〇。3つ目は〇〇。最初の〇か月こそリピート率は伸び悩んだが、常にお客様目線に立ち施策を我慢強く行った結果、〇月終了時には、リピート率〇%売上〇〇万円到達することに成功した。この経験から課題の分析と実行の大切さを学び、同時に仲間と達成感を得た最大の経験である。
このようにSTAR法(Situation, Task, Action, Result)を用いて具体的に記載しましょう。
4.志望動機を明確にする
(1)企業とのマッチングを考える
自分の強みや経験が、企業にどのように活かせるか考え、企業のこれからの課題や目指す方向性に対して、自分が具体的にどのように貢献できるのか記載しましょう。
(2)自分の将来のビジョン
その企業で働くことで、自分の将来のキャリアビジョンが叶えられるということを記載しましょう。
長期的なキャリアプランを示すことで、本気度をアピールすることが出来ます。
具体例を以下に記載します。
貴社の国際展開に強い関心を持ち、特にアジア市場での成長戦略に魅力を感じています。大学での留学経験を活かし、現地の文化や市場ニーズを理解しながら、貴社の製品を広めるお手伝いができればと思っています。
5.分かりやすい文章構成を心掛ける
(1)段落ごとにテーマを持たせる
段落ごとにテーマを持たせ、1つの段で1つの意味を持たせることが、重要です。
これにより、内容が整理され、面接官に分かりやすい印象を与えることが出来ます。
私の兄は、大手企業で人事担当を行っていましたが、何百人のエントリーシートに目を通すので、内容が整理されていないエントリーシートは、内容を読まれないこともあるそうです。
必ず、1段落1意味を意識して、エントリーシートを完成させましょう。
(2)箇条書きや見出しを活用
箇条書きや見出しを活用して重要な内容を強調しましょう。
これにより、採用担当者が重要な内容を見逃すことなく、スムーズに内容を理解することが出来ます。
例としては以下です。
1.志望動機:貴社の〇〇に共感し、〇〇の経験を活かして貢献したいです。
2.自己PR:学生時代の〇〇経験を通じて、〇〇の能力を身に付けました。
3.入社後の目標:〇〇部門で〇〇を実現したいです。
まとめ
ここまでエントリーシートの書き方をご説明してきました。
説明してきたとおりにエントリーシートを完成させれば、書類審査の合格率がグッと高まるでしょう。
書類審査は就活成功の最初の関門なので、書き方を学び必ず突破しましょう。
皆様の就職活動の成功を心から願っております。