私は大手メーカーに勤務しており、大学時代には10社以上内定を頂いた実績があります。
自己分析はなぜ必要なのか、目的やメリットの他、正しい自己分析の方法をご説明していきます。
記事を読み終わった頃には、就活を成功させるための自己分析方法を学ぶことが出来るでしょう。
早速解説していきます。
目次
1.自己分析とは
自己分析とは、就活を始める際に1番最初に行うとても重要な項目になります。
具体的には、自分自身の強みや弱み、価値観を企業に伝えるために、幼少期からの経験をかみ砕いて、自分自身を分析する必要があります。
自分のことなんてもう既に分かっているよと思う方もいらっしゃるかと思いますが、意外と知らなかった1面を知ることになると思います。
この記事を読んで、自分の強みや弱み、価値観を知り、就活を満足するものにするための第1歩を踏み出しましょう。
2.自己分析する目的
自己分析を行う目的は多く分けて3つあります。
- ①適職の発見
- ②面接準備
- ③キャリアプランの明確化
それぞれ詳しく説明していきます。
①適職の発見
自己分析をすることは、適職の発見にとても役に立ちます。
せっかく就活を頑張って満足のいく企業に入社したとしても「あれ、思ったのと違うな」と感じている方は少なくありません。
それは自己分析が出来ていなかったことが原因として挙げられます。
自分自身の強み、弱み、価値観を正確に把握し、自分自身に適した職種や業界を見つけることにより、長期的に満足度の高いキャリアを築いていくことができます。
自身の強み、弱み、価値観の把握
適職を発見するためには、自身のつ強み、弱み、価値観を把握する必要があります。
以下2つのことを実践しましょう。
幼少期からの経験を紙に洗い出す
幼少期からの過去の経験や頑張ってきたこと、成功体験、挫折経験等、詳しく具体的にリストアップしましょう。
例えば、勉強は頑張れなかったが、部活動は頑張れた。なぜ勉強は頑張れなかったのか、なぜ部活動は頑張れたのか。
そこには、必ず自分自身の価値観が潜んでいます。
それを言語化できるようになるまで紙に書きだして明確にしましょう。
性格診断と価値観の確認
自分自身だけでは、気づくことが出来ない性格や価値観もあります。
そういう時は、性格診断等のツールを使って確認しましょう。
自己分析ツール(キミスカやオファーボックス)を活用することで、客観的に自分自身を把握することが出来ます。
お勧め自己分析サイトは以下から確認してみてください。
もちろん他にも、友人や家族に自己分析を手伝ってもらう方法もあります。
自分に合った職種や業界の発見
自己分析を深く行うことで、自分に合った職種や業界を発見し、入社後も安定した満足度の高い社会人ライフを過ごすことが出来ます。
上記のために必ず業界研究を行いましょう。
業界研究
企業研究とは、就職先となる企業に関する情報収集・分析を行うことです。
なぜ企業研究を行う必要があるのかというと、
「自分が本当に入社を希望する企業なのかをはっきりさせる」
「採用側が採用したいと思うような志望動機・自己PRを作る」ためです。
大きく分けると2パターンあります。
若いうちからガンガン働きたい方は、ベンチャー企業がおすすめで、
プライベートも充実させてゆっくりキャリアを築いていきたい方は、大手がおすすめです。
どちらが自分自身に合っているか慎重に見極めないと入社した後に後悔することになります。
入社後に満足度の高いキャリアを築くために必ず業界研究はしましょう。
➁面接準備
自己分析は、面接準備にも非常に役立ちます。
面接官も会社にとって良い影響を与える人材を獲得したいので、どのような価値観を持っているのか、採用したら、会社でどのように強みを発揮してくれるのかを面接の中で判断する必要があります。
自己分析を深く行い、自分自身にマッチしている企業の面接を受けることで、
嘘偽りなく、面接官に良い印象を与えることが出来ます。
面接準備として大きく2つ、自己分析は役立ちます。
- 自己PRと志望動機の明確化
- 面接シミレーション
詳しく説明していきます。
自己PRと志望動機の明確化
面接において、エピソード、長所、短所の準備はマストになります。
自己分析を通じ、自分自身の強みと弱みを明確にしましょう。
強みを発揮した体験、弱みを克服するためにした努力や成長の体験を具体的に説明できるようにして、企業の理念にマッチした志望動機を準備することが出来ます。
自己分析をすることにより、志望動機にも説得力を持たせることが出来ます。
面接シミレーション
面接には、必ず自己紹介、志望動機、長所、短所、価値観、将来のキャリアビジョンが聞かれます。自己分析を行うことで、上記質問にも自信を持って回答することが出来るので、面接での不安を減らせることが出来ます。
私の兄は、大手企業の採用担当をしており、就活時にアドバイスをたくさんいただきましたが、自己分析が甘い学生はすぐに分かるといっていました。
私自身も自己分析をしっかり行うことで、面接合格率が跳ね上がりました。
③キャリアプランの明確化
企業に入社し、満足度の高い社会人ライフを送るには、自分自身のキャリアプランを明確化する必要があります。
キャリアプランの構築には、2パターンあります。
- 長期的なキャリアプラン
- 短期的なキャリアプラン
長期的なキャリアプラン設定とは、10年後、20年後どのような姿になっていたいかを想像します。その理想の姿になるために、どのような経験やスキルが必要か逆算して具体化する必要があります。
これはなんでも大丈夫です。
立派な父親になりたいや管理職について経営に携わりたいなどキャリアプランは人それぞれだと思います。
理想の自分になれるために企業選びは重要になってきます。
次に短期的なキャリアプランについてです。
長期的なキャリアプランを達成するために短期的なキャリアプランを設定する必要があります。
例えば、3年で特定のスキルを習得する、5年間で事業の責任者になるなど人によって様々だと思いますが、長期的なキャリアプランより具体的に設定しましょう。
キャリアプランは、企業の面接官が把握したい重要な項目です。
ここが企業とミスマッチしていたら、入社したとしても満足度の高い社会人ライフを送る事は出来ません。
3.自己分析を行うメリット
自己分析を行うことによるメリットは以下の通りです。
- 自分自身が目指すべき就活の方向性を見極めることで、やるべきことを知ることが出来る。
- 自分の価値観や長所を把握し、自分自身にマッチした職種や企業を知ることが出来る。
- 入社した後も、能力を最大限発揮し、満足度の高い社会人ライフを送ることが出来る。
自己分析は就活を成功させるためには、必要不可欠であり、終わりはありません。
本当の就活の終わりまで、継続して自分を分析しましょう。
皆様の就活の成功を心から応援しています。